株式会社メタルワン様

鉄鋼 従業員数 約10,000名

たとえば、机を並べて仕事をするような。人事の未来へ、ともに伴走する存在。

株式会社メタルワン様

株式会社メタルワン様とヒューマンリンクのお付き合いは、開始から実に20年以上。会社設立当初の人事制度を確立させるところからサポートさせていただきました。現在は、人材育成・研修の領域と海外人事の領域、2つの領域で主に取り組んでいます。単に1つの業務をお任せいただくにとどまらず、メタルワン様の中期経営計画を踏まえた人材や人事のあり方を、ともに考えさせていただいています。

※本記事は株式会社メタルワン様 (以下メタルワン) のご担当者の皆様に話を伺いました

出会いとこれまでの取り組み

会社設立当初から、人事分野を考える際に無くてはならない存在。

メタルワンは、三菱商事と旧日商岩井(現 双日)の鉄鋼製品事業部門が統合して2003年に誕生した企業。設立直後はまず、コーポレート部門の安定化が必要であり、その時に人事領域をサポートしていただいたのがヒューマンリンクさんです。

当時から特に意識していたのは、人材の育成です。メタルワングループの経営を担う人材を育てること、また、それから2社を融合させたメタルワンとして育てるべき人材像の確立も急務でした。現在も引続き、中期経営計画に基づいた研修に対して様々なご提案があり、年間20以上のプログラムをご支援いただいています。コロナ禍など、急な研修方法の変更が必要となったときにも、いち早く動いていただきました。

また育成領域で長いお取引が続いているのとは別に、海外人事の領域でもサポートをいただいています。これまで委託していた先が、サービス終了をするということで、2024年からヒューマンリンクさんへ業務を引き継いでいただくことになりました。ヒューマンリンクさんはグループ内の他の企業の海外給与や海外人材支援についても知見をお持ちのため、スムーズに業務を移管することができ、頼れるパートナーであると感じています。

これまで行った施策

  • 企業統合時の人材要件整理、人材育成方針の設計
  • 各種研修コーディネート・運営支援
  • 海外人事領域での業務整理、実務・運用支援

ヒューマンリンクとの関係性

ひとつの業務にとどまらない、
新たな提案から実務まで幅広くサポートしてくれる。

人材育成や研修の領域に関して、ヒューマンリンクさんへお願いして良かったと感じるのは、様々な相談に対して具体的な提案があることです。中期経営計画に基づいて、求める人材像や、そもそも何をするべきかという大きな方針について試行錯誤しながら考えることがあります。一方で、個別の研修プログラム作成や研修当日の運営など具体的な実務もあります。そのどちらもカバーしていただいたのはありがたかったですね。忙しい社員のニーズを的確に捉えた研修コンセプトや求める人材像に合わせた講師・プログラムの提案をはじめ、自分たちでは気づきにくいメタルワン社員の特徴など、新しい気づきもいただいています。

海外人事領域では、メタルワンで利用しているシステムを通して、かなり入り込んだ業務サポートをいただいています。海外給与計算や厚生費用精算など、定型業務をアウトソースさせてもらいつつ、イレギュラーにも対応いただき、より業務を効率化する手段や制度運用面についてもご提案いただいております。ヒューマンリンクさんのご提案で、手続きの電子化や説明会のオンデマンド化などを行うことができた他、厚生費用精算で実際に海外に派遣されている職員と対面でやり取りされている中での気づきに基づいた提案があり、運用変更に至った事例もありました。さらに現在は海外人事について、社内で質問が多い項目のQ&Aの整備や、照会対応の自動化、経費精算ツールの導入検討等を議論しているところです。

現在取り組んでいる施策

  • 中期経営計画や人事戦略に基づいた研修企画設計、運営サポート
  • 海外人事領域での制度運用見直し、業務効率化等サポート

今後一緒に取り組みたいこと

一言で言うなら、安心感。人事のプロ同士として向き合っていきたい。

ヒューマンリンクさんへお願いしていることは、現在の具体的な業務にとどまりません。たとえば最近では月2回定期的に、業務全体の効率化について、ともにディスカッションを行っています。世の中が変わり続けるなかで、私たちの事業領域や業務も変化し続けていきます。そこに合わせて、人材はどうあるべきか、人事の業務はどうあるべきか、同じ組織の一員のようにヒューマンリンクさんが関わってくれています。何でも相談できるのは、安心感があります。ヒューマンリンクさんは人事領域全体のプロですが、私たちもメタルワンの人事のプロとして、同じ目線で議論することを意識しています。そのためには今後、人材の育成にもより注力していきたいです。

またメタルワンには、多くのグループ会社があります。グループ経営という観点からも、自分たちの内側の人事だけを考えていてはいけない。これからはグループとしての連携を強化しながら、グループ企業それぞれが抱えている人事課題にも取り組む必要があります。グループ会社の人事の中心として、ヒューマンリンクさんと引き続き、更なる課題の解決を目指していきたいです。

お客様の声

ペースメーカーでも二人三脚でもない、それぞれが自立しながらともに走る感覚。

ヒューマンリンクさんとのお取引開始当初から、ずっと伴走し続けてもらっている感覚があります。しかし伴走といっても、どちらかがペースメーカーとしてずっと引っ張っていくわけでもなく、二人三脚でベッタリ一緒に走るのでもなく、それぞれが自力できちんと走りながらも、切磋琢磨しながら走るような関係。それぞれが持っている力の底上げを行いながら、前に進めたらいいなと考えています。